2019年6月7日金曜日

6月2日(日)、第23回多文化子育てひろば「いちご一会」が行われました

19家族、45人(大人29人、子ども16人)の方が参加してくれました。参加者の出身は中国、台湾、デンマーク、ヨルダン、日本でした。


<今日の歌:幸せならてをたたこう>

まず始めは、「幸せなら手をたたこう」を4か国語(日本語・中国語・韓国語・英語)で歌いました。


<地震と防災のお話>


今回は川崎あきさんが防災をテーマにお話ししてくれました。始めに地震○×クイズをしました。
クイズでは地球で起きる地震の5回に1回が日本で起きることや南海トラフ地震が30年以内に起きる確率が80%以上もあることがわかりました。日本は地震が多いことは知っていましたが、想像以上でした。会場からも「えぇ~」と驚きの声があがっていました。

過去の災害で実際に役立ったのが、ポンチョタイプのレインコートだと説明がありました。言われなければ、防災グッズとして準備しないものでなるほどなと感じました。
また、実際に災害を体験したり、被災状況を見たりできる施設の紹介もありました。子どもたちも興味を持つような体験や学習ができるということで、ぜひ行ってみたいと思いました。


<非常用おむつ・三角巾作り>

お話の後は、非常用おむつや三角巾を作る方法を試してみました。非常用おむつは、スーパーの袋とタオルで簡単に作れました。災害時は女性や子どものものが不足するようです。赤ちゃんのオムツはたくさん必要なので、手に入るもので簡単に作れるのはありがたいです。




オムツの作り方
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/bousai_tips/cont03.html


三角巾の作り方
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/bousai_tips/cont04.html


<防災グループディスカッション>

さらにグループに分かれて、それぞれの家庭でどんな準備をしているかや自分達が住む各自治体のハザードマップを見ながら話し合いました。自治体のハザードマップは、日本語以外のいくつかの言語で記載されていて、海外出身者の方からはありがたいという感想がありました。





<絵本の時間>

最初に川崎さんが、災害について子どもでもわかるような漫画や絵本を紹介してくれました。その中から、『ちきゅうくんのくしゃみ』という絵本を、川崎さんが日本語で、山下さんが英語で読んでくれました。




<プログラム終了後>

終了後、精華町で備蓄されている非常食を試食しました。川崎さんから子どもたちはおいしくないと非常食を食べてくれないと説明がありました。子どもが美味しく食べられるかの視点は、すっかり抜けていていました!味も大切なんですね。子どもたちはアルファ米や缶のパンを美味しいと言って食べていました。またアレルギーに対応したクッキーの紹介などもありました。

食事の後は、精華町のバスで防災ツアーにでかけました。備蓄倉庫や防災要請無線、水害予想水位などを見て回りました。普段何気なく暮らしている中にも、災害のための備えがあることがわかりました。同時に自分たちでも備えておくことの大切さも強く感じました。





<次回のいちご一会のお知らせ>

次回のいちご一会は7月7日(日)、精華町図書館集会室で行います。
テーマは「ゆかたを着てみよう!」です。皆さんのご参加をお待ちしています。
(レポート:かずこさん  写真:しんいちろうさん)