2019年7月28日日曜日

7月7日(日)、第24回多文化子育てひろば「いちご一会」が行われました。

7月7日(日)、第24回多文化子育てひろば「いちご一会」が行われました。当日は44人(大人30人、子ども14人)の方が参加してくれました。参加者の出身は中国、台湾、アメリカ、イギリス、日本でした。今回はちょうど七夕の日ということもあり浴衣がテーマでした。


 <浴衣のお話> 



まず始めに、福島淳子さんが浴衣の歴史や着物との違いを教えてくれました。本来、浴衣は夏のくつろぎ着で、素肌に着て、木綿や麻の感触を楽しむものだそうです。

秀吉の時代には、湯上りに汗を吸わせるために着ていたそうです。なるほど浴衣の着心地の良さの秘密がわかりました。
また洗えない着物とはちがって、洗える素材(綿、麻)というのが浴衣の特徴なんですね。

続けて浴衣についてのクイズを出題してくれました。浴衣は左を前にして着るのですが、右を前にしないのは死に装束と区別するためらしいです。死に装束が右を前にするということは初めて知って驚きました。もともと浴衣はカジュアルウェアということもあって、アクセサリーを組み合わせたり、裾をあげてくるぶしを見せるのもおしゃれなんだそうです。
また浴衣の価格帯は3000円から10万円まであって、高価なものが中心の着物とは違っています。浴衣を普段着として着てみたくなりました。


 <浴衣を着てみよう>



お話の後は、福島さん、浦井さんの指導のもと実際に浴衣を着てみました。まずはモデルの新田さんに福島さんが浴衣の着付けをします。浴衣の帯の結び方にはいくつもバリエーションがあるそうですが、福島さんは帯を美しく結んで見せてくれました。

続けて用意された浴衣をみんなで着ました。福島さんが見本を見せてくれた時には簡単に着れそうに感じましたが、実際に着てみると帯の結び方に苦労し手伝ってもらいました。女性は首の後ろをたるませ、首のラインをきれいに見せるのが美しく着るコツだそうです。




浴衣を着てみると、着物や袴とは違ってゆったりしていることを感じることが出来ました。カジュアルウェアであるということがよくわかり、浴衣を着て町を歩いてみたくなりました。いままでは何となく来ていた浴衣でしたが、着丈の調節の方法や前がはだけにくい着方など、浴衣についての知識も深まりました。色とりどりの浴衣を着ると、会場は華やかな雰囲気になりました。


 <七夕飾りづくり>


  

 着付けをしている間、子どもたちは七夕かざりを作りました。折り紙を切って提灯を作ったり、短冊に願い事を書いたり、みんな集中して工作をして、笹を飾り付けます。短冊には、「電車の運転手になりたい」や「思ったことが、すぐおこりますように」などかわいい願い事が書かれていました。


 <盆踊り>


 着付けの後、光台六丁目踊ろう会の方々を中心に、みんなで盆踊りを踊りました。リズムにのって子どもも大人も楽しく踊り、夏祭り気分を味わいました。


 <今日の歌:たなばたさま>

みんなでたなばたさまを歌いました。五郎丸さんが伴奏を始めると、子どもたちが一斉に周りに集まり元気よく声を合わせていました。



 <写真撮影>

 最後に、子どもたちが作った笹飾りと一緒にみんなで写真を撮りました。いつもと違う雰囲気に笑顔がいっぱい溢れました。



 <次回のいちご一会のお知らせ>

 次回のいちご一会は9月1日(日)むくのきセンター3F調理自習室で行います。
テーマは「お弁当ワークショップ:ハロウィンのキャラ弁を作ろう!」です。皆さんのご参加をお待ちしています。

(レポート:かずこさん 写真:しんいちろうさん)