7月2日(日)、Cafeここらくにて、第12回多文化子育てひろば「いちご一会」が開催されました。スタッフを含め、63人が集まりました。出身国の内訳は、オーストラリア、中国、インド、ベトナム、スウェーデン、アメリカ、マレーシア、日本でした。
日本のお祭り
最初に大人4~5人でグループを作って自己紹介をし、その後壁に貼られて紹介された日本全国の祭の写真を見て祭の名前をあてるゲームをしました。次に今後開催される関西の夏祭りの紹介がありました。7,8月に開催される関西の夏祭りが紹介されました。
よさこい鳴子踊りを踊ろう!
そして今回のメインイベント、「よさこい鳴子踊りを踊ろう」が始まりました。踊りを教えて下さるのはいちご一会のスタッフであり『正調よさこい鳴子踊り普及振興会』所属の美野さんです。よさこい鳴子踊りとは?
『正調よさこい鳴子踊り』は1954年から変わらない踊り方で、日本舞踊と盆踊りを掛け合わせたような踊りです。まず全員に高知県の大阪事務所と川西小学校からお借りした鳴子が配られました。子供には子供用の鳴子が配られます。鳴子は元々スズメを田んぼから追い払うための農具だったそう。年季の入った鳴子を実際手にすると、受け継がれてきた歴史や、お祭りの空気が伝わるようで、とても気持ちが高揚しました。
一部の人は同じく高知県の大阪事務所からお借りした法被を着ての参加です。またハワイ出身のジーナさんには和風(巫女さん風)のよさこいの衣装を着てもらい、雰囲気を盛り上げてもらいました。
いよいよ踊ります!
実際のお祭りでの踊りの動画を見た後で、美野さんを囲んでみんなで輪になり踊りの練習をしました。美野さんの踊りはとても優雅で美しく、そして活気を感じました。『正調よさこい鳴子踊り』が優雅な日本舞踊と活気のある盆踊りを掛け合わせたものということが実感できました。そして実際に踊ってみよう!ということで音楽をかけてみんなで輪になって踊ります。練習時間も短く踊りの細部は踊れませんが、雰囲気だけでもとても楽しく、みんな笑顔でとても活気のある雰囲気でした。皆さんよさこい祭の空気を感じられたのではないでしょうか。
よさこい踊りの参加方法
美野さんによるとよさこい踊りはチームで参加するものだそうで、出場者は一カ月前から毎日90分の練習をして本番に臨みます。なお、当日参加できるチームをあるそうなので、気になる方はぜひ調べてみてください(添付資料参照)。絵本の読み聞かせ(英語)
最後にオーストラリア出身のLee Chanさんが絵本の読み聞かせをしてくれました。
「It’s Lovely When You Smile」カンガルーのお母さんが沈んだ顔をしている子供の笑顔を取り戻そうとするとても素敵なストーリーです。温かい絵も印象的でした。
おわりに
今回よさこい踊りを教えて下さったいちご一会スタッフの美野さんが7月末で関東に引越をされるということで、有志から花束とプレゼントの贈呈がありました。美野さん、関東に行かれてもお元気でご活躍ください。プログラム終了後は、お弁当を食べながら、おしゃべりのひとときを楽しみました。
次回のいちご一会のお知らせ
次回のいちご一会は、9月3日(日)にCafeここらくにて行います. テーマは 「子供の教育」。子供が成長するにつれ、どんな学校に行かせるべきか、どんな習い事をするべきか、いろいろ悩みますよね。ぜひ、みなさんで考えをシェアしましょう!たくさんのご参加をお待ちしています。(レポート:えりさん 写真:しんいちろうさん)