今回の多文化子育て広場「いちご一会」は、コロナウィルス対策をして行いました。
新しく参加された方を含め、43人(大人23人、子ども20人)が参加し、参加者の出身は韓国、中国、ポーランド、ベトナム、ペルー、日本でした。
また、同志社大学の留学生ボランティア(韓国、中国、香港、ベトナム出身)の5名にも協力していただきました。
今回のテーマは、「韓国料理のキンパを作ってみよう!」です。
場所は、むくのきセンター3階調理実習室で調理をしました。
<留学生の自己紹介>
留学生ボランティアの方々に自己紹介をしてもらいました。香港は飲茶、ベトナムはフォーなど、出身地の代表的な食べ物の話を聞きました。色々な国の料理を作ってみたくなりますね。
キンパは、韓国では手軽に食べられるもので、会社や学校に持って行って食べたり、家で家族と一緒に作ったりして、とても身近な料理だそうです。
<キンパ作り>
韓国出身の留学生がキンパの作り方を説明してくれました。
キンパは、日本の巻き寿司と似ていますが、お酢ではなく、ごま油と塩と白ごまをご飯に混ぜます。具材は、たくあん、ごぼう、人参、ほうれん草、卵焼き、カニ蒲鉾などです。
レシピをもらって、調理台ごとに5つのグループに分かれて、いざ、キンパ作りの開始です!
小さい子は隣の部屋で遊ぶこともできますが、作りたい子は、大人と一緒にキンパを作ります。大人も子どももエプロンを着けて、一生懸命取り組みます。
大人が見守る中、子ども達も包丁で人参を切ったり、フライパンで卵を焼いたり、一緒に奮闘していました。
海苔に広げたご飯の上に具材を置き、巻きすを使って巻いたり、手で巻いたりします。
ご飯や具材を入れすぎて、飛び出てしまった!?けれども、何本も巻くうちに上手になってきて…グループそれぞれのキンパができあがりました!
どのグループも協力し合って、自然と良いチームワークができ、楽しく調理することができました。
<ランチタイム>
皆で手を合わせて、韓国語で
『 いただきます = 잘 먹겠습니다 [チャㇽ モㇰケッスㇺニダ] 』
と言って食べました。
いつもは、野菜嫌いな子どもも、ほうれん草や人参が入っていても、美味しくいただくことができました!
調理終了後には、参加者から「キンパを初めて食べたが、とても美味しかった!」「家でも自分でまた作ってみる!」などの感想を頂き、お子さんから大人の方まで、みんなそれぞれが楽しむことができました。
<七夕の短冊>
もうすぐ七夕ということで、スタッフが用意した短冊に皆でお願いごとを書きました。
「サッカー選手になりたい」「家族と幸せに暮らせますように」など、皆さんの願いが叶いますように!短冊は、笹飾りとともに精華町立図書館前にしばらく飾られました。
最後は、全員で恒例の記念写真を撮りました。
<参加された方の感想>
・楽しくさせていただきました。グループの留学生の方とも、たくさん話せて、楽しかったです!小さい子たちが、かわいくて、いやされました。
・初めて作ったけれど、楽しかった。
・今日は、いろんな方と、お話ができて、楽しかったです。留学生の方に、キンパの作り方を、親切に教えてもらって、子どもも楽しく料理できました。又、留学生の方と、いろいろ交流できれば、嬉しいです。ありがとうございました。
・料理の会は、初めて参加しました。とても、たのしかったです。ありがとうございました。
・料理しながら、交流する機会が、もっとあると、うれしい。
・初めて参加させていただきました。違う国の方との交流を、子どもにさせたかったので、母としても、有意義な時間になりました。大学生の方が、とても親切で、子どもたちも、自然と心を開き、短い時間でしたが、安心して過ごすことが出来たと、思います。
また、食育もしていただきたいですし、外国のゲームや、子どものおもちゃにも、触れてみたいです。次回も、是非、よろしくお願い致します。
外国出身の留学生や参加者同士、楽しく交流をしながら、おいしいキンパ作りができました。
皆さんもぜひ一度、おうちで作ってみてくださいね!
(レシピへのリンクはこちら [日本語版] [English version])
<次回のいちご一会のお知らせ>
次回のいちご一会は、令和5年9月24日(日)、かしのき苑にて開催されます。テーマは「絵本と外国文字を楽しもう!」です。皆さんのご参加をお待ちしています。
(レポート:ちえ、写真:しんいちろうさん)