今回のテーマは「ベトナム文化を学ぼう~ベトナムの遊びを楽しもう~」です。イギリス、タイ、ベトナム、日本出身の29人(大人16人、子ども13人)が参加しました。
(ベトナム文化の紹介)
今回の先生は、来日17年目のベトナム出身のティーンさんです。
ティーンさんはスライドを使って、母国のベトナムについてその位置・人口・産業・スポーツ・観光・絶景スポットなどを詳しく紹介してくれました。
特にベトナム人にとって一年間の最大イベントの伝統的な『テト(旧正月)』について、「だいたい2月ぐらいに行われ、遠く離れていても都会で働く人もテトには実家へ戻ります。『バインチュン』という特別なもち米料理を作って、家族や友達と一緒に食べます」と話してくれたことは、印象的でした。
(グループトーク)
ティーンさんのベトナム文化の紹介の後、2班にわかれてグループで「お正月の過ごし方や冬の遊びについて」お話ししました。
・大晦日は紅白歌合戦を見てすごしていた。(紅白を見たことがない外国人の方が多く、説明)
・香港のお正月はみんな集まってごちそうをたくさん食べる。
・タイのお正月は4月で、水かけ祭りが行われる。外に出ると街の人々が水をかけあって、びしょぬれになる。昔は色水をかけたが、今は禁止されて普通の水をかける。
・お年玉は日本、香港、ベトナムなどで渡す文化があるが、タイではお正月に渡す文化がない。いつでも友達の子供などにお互いにお金をあげたり、もらったりしている。
・お正月はお家で家族とおせち料理やお雑煮を食べて過ごした。初詣にいった。
・実家に帰ってお餅つきをした。
・家族で花札をして遊んだ。
・お正月にはけん玉やコマ回し、かるたをした。
・ベトナムのお正月テトはとても大事な行事。毎年食べ物やお菓子を用意して家族や親せきなどが集まる。日本は親せきがあまり集まらないように思う。
(ベトナムの遊び)
次は子どもたちが楽しみにしていた「ベトナムの遊び」の時間です。ティーンさんが遊び方を順番にやさしく教えてくれました。
① ジャン・カム・タイ(おでこ・あご・みみ)
歌に合わせて、自分のおでこ・あご・みみをさわって遊びます。
② ダウ・ルイ・ノン(あたま、ふともも、帽子(ぼうし))
床に帽子を置いておきます。「ダウ」で頭を、「ルイ」でふとももをさわります。「ノン」といわれて床の帽子を取った人が勝ちです
③ バンブーダンス
地面に置いた2本の竹ざおを挟んで座り、向かい合った人同士が別の竹を両手に持ちます。リズムに合わせ、竹を打ち下ろしながら幅を狭めたり広げたりします。その間を、参加者が広がったときを見計らって、つまずかないように跳びはねて通り抜けていく、というものです。狭まった竹に足を取られないように、バランス感覚とリズム感が必要で、縄跳(なわと)びを竹でしている感じです。スタッフが山の竹を切って準備した竹ざおが、タンタンとリズミカルな音で遊びを盛り上げてくれました。
④ ダーカウ
羽を足先で蹴(け)りあう遊びです。ベトナムでは公園や道端でよく遊ばれています。日本では、蹴鞠(けまり)が似ている遊びです。
⑤ 輪ゴムで運ぶ紙コップ
4本のひもを輪ゴムに通します。2人の人がそれぞれひもの端を左右の手で持ち、輪ゴムの輪を広げたり狭めたりして紙コップをつかみます。つかんだ紙コップを移動して、ほかの紙コップに重ねます。
⑥ オーアンクアン
二人で対戦してボードの上の石ころを取り合う石ゲームです。
どの遊びも面白くて大人も子どもも夢中で遊び、時間はあっという間に過ぎました。
最後は、みんなで恒例の写真撮影をして終わりました。
ティーンさん、ベトナムの文化と楽しい遊びをたくさん教えてもらいありがとうございました。
(次回のいちご一会のお知らせ)
次回のいちご一会は、4月か5月に「パステルアート」をする予定です。詳しくは後日お知らせします。皆さんのご参加をお待ちしています。
<参加された方の感想>
・とっても楽しかったです。また、来ます。
・スライドのベトナム紹介、色々な遊びと、とても楽しく、子どもも楽しんでいました。ベトナムの方の、お正月のお話など、興味深かったです。
・とっても楽しかったです。子どもも楽しんでいました。他国の話や遊び、もっと知りたいです。準備、ありがとうございました。
・ベトナム、行きたくなりました!!
・とっても楽しかったです。ぜひ、次回も、参加したいです!!ありがとうございました。
・For today, the VT cultural event is very fun for everyone.