2018年10月9日火曜日

9月2日第19回多文化子育てひろば「いちご一会」開催されました。

(Click this link to read the report in English.)

9月2日(日)、今回はお弁当作りのワークショップということで、むくのきセンター3階調理実習室にて、第19回多文化子育て広場いちご一会が開催されました。

 当日は、大人26人、子ども22人の方が参加されました。参加者の出身国は、中国、台湾、マレーシア、ベトナム、日本でした。

外国出身のママにとって日本のお弁当という文化は馴染みがなく、戸惑うことが多いということで、今回の企画に至ったそうです。実際今回参加された外国の方の国でもお弁当の文化はないとのことでした。


キャラ弁の作り方


今回は台湾出身の新田欣怡さんが簡単にできるキャラ弁の作り方を教えてくださいました。 
作るのは、<とりさん、くまさん、ぶたさんのおにぎり三つ><ハムのお花><ちくわのお花2種類><卵焼き>です。

まず始めに、新田さんが実演をして作り方の説明をしてくださいました。

動物の顔ですが、1本のソーセージで、とりのとさかとくちばし、くまの耳とほっぺた、ぶたの耳と鼻ができ、それをスパゲティーの串で顔(おにぎり)に刺して作っていきます。
くまの鼻は、爪楊枝で丸く形を書いて抜いたチーズとストローで型を抜いた枝豆の合わせ技!芸が細かい!
目と口は100均でも売っているのり型抜きパンチを使って作り、それをマヨネーズで顔に付けていくとのこと。
ハムのお花は、切込みを入れて丸めて中に枝豆を入れると出来上がり!
ちくわのお花は、ちくわの穴に丸めたハムと半分に割った枝豆をそれぞれお花と葉っぱに見立てて入れて出来上がりです!



動物の顔をつくる場面ではとても細かそうな作業もあり、できるかなと不安そうな様子の人もおられましたが、皆さん真剣なまなざしで作業を見ておられました。

スパゲティーが串になったり、ストローで型を抜けること、マヨネーズをのり替わりにできること等、色々な小技を同時に丁寧に教えてもらえて、これからキャラ弁に挑戦しようと思っている方にとってはそれだけでも大収穫だったのではないかと思います。


(レシピへのリンクはこちら!)



<みんなで作ろう!


さあ、いよいよ次は実践!5つのグループに別れてキャラ弁作りの始まりです。

小さい子供は隣室で遊んだりしていますが、作りたい子や大きい子供はママと一緒にお弁当を作ります。子供のエプロン姿がとっても可愛かったです。

黙々と資料を見ながら丁寧に作っているグループ、何人かで分担してああでもないこうでもないとにぎやかなグループ、日本人ママが卵焼きの見本をみせて、外国のママと一緒に卵焼きを作っている微笑ましいグループ、のりのパンチングにハマっている子供、最後に時間がなくて「えいや~っ!」でお弁当の中におかずをほりこんでいる人もいましたが。(私です・・・)
皆さん、それぞれにとても楽しんでいる様子でした。 


動物おにぎりに関しては、みんな同じ材料・大きさで作っているのに色々な顔の表情になって、とても楽しかったです。手作りの醍醐味ですね。 


ランチタイム


最後は隣の部屋で、作ったばかりのキャラ弁ランチをみんなで一緒に食べました。
子供は自分の作ったキャラ弁を見せ合って楽しそうでした。
自分が作ったこともあってか、また可愛い見た目でテンションが上がるのか、いつもより沢山食べてくれる子が多かったようです。

不器用でめんどくさがりな私は、今までキャラ弁を作ったことはなかったのですが、子供の喜ぶ姿をみて、秋の遠足には作ってみようかと思いました。 

経験したことがないことは、なかなか取り組むまでのハードルが高く、無難にやり過ごしてしまいがちですが、今回のように何かきっかけがあれば、(一度経験してみると)ハードルが下がり取り組みやすくなるなぁと実感しました。

今回参加された外国のママ達も少しはお弁当に親しみをもってもらえたのではないかと思います。
いちご一会らしい素敵な企画でした。 



<次回のいちご一会のお知らせ>


次回のいちご一会は少し期間が開き、12月2日(日)、場所は「Cafe ここらく」にて行います。テーマは「冬の過ごし方・クリスマスゲームを楽しもう!」です。
皆様のご参加をお待ちしています。

(レポート:まさこさん 写真:しんいちろうさん)