2023年10月1日日曜日

9/24(日)第47回多文化子育広場「いちご一会」が行われました

 今回の多文化子育ひろば「いちご一会」も、コロナウイルス対策をして行いました。新しく参加された方を含め、48人(大人26人、子ども22人)が参加し、参加者の出身は、シリア、ウクライナ・イスラエル、ベトナム、ポーランド、タイ、中国、ウイグル、韓国、日本でした。 

今回のテーマは、「絵本と外国文字を楽しもう!」です。皆さんは絵本を読みますか。


<グループ交流(こうりゅう)>

 3つのグループに分かれて自己紹介したあと、おすすめの子どもの本を紹介し情報交換しました。おすすめの本は

・小学生に人気の『どっちがつよい』、『おしりたんてい』

・ウクライナ・イスラエル出身の参加者のおすすめは、『大きなカブ』、『クマのプーさん』

・『3分間ミステリー』、『とうもろこしぬぐぞう』、『乗り物図鑑』

・『ファイブ・リトル・モンスター』

                      などでした。  



                         

<絵本の読み聞かせ>

精華町図書館の職員の方に、大型絵本や紙芝居を使って日本語で『にんじんとごぼうとだいこん』、『だるまさんがころんだ』、『とんとんとん』の3つの絵本を読んでもらいました。『だるまさんがころんだ』では、子どもたちも一緒に声をあわせて読みました。

次は、中国語と英語による日本の絵本の読み聞かせです。

中国出身の2人の方に、絵本の『冰激凌是谁吃的(たべたのだあれ)』と『小金魚逃走了(きんぎょがにげた)』を中国語で読んでもらいました。

ポーランド出身の方には、英語で『Bathtab in the Woods(もりのおふろ)』を読んでもらいました。『Bathtab in the Woods(もりのおふろ)』では、かわいいライオンやゾウなどの動物たちのアップリケ付きの軍手をはめて、「Scrub scrub wipe wipe(ごしごししゅっしゅ)」の音にあわせて体を洗う手遊びをしました。この軍手は、せいかグローバルネットのメンバーお手製で、『もりのおふろ』に登場する動物たちのアップリケがかわいい!と大人気でした。3つの絵本は日本のよく知られていますが、中国語と英語で読み聞かせてもらうと新しい絵本のように思いました。






<外国の文字で名前を書こう>

読み聞かせで中国語や英語の音を体験した後は、外国の文字を体験してみました。自分の名前を日本語とアルファベットを配られた紙の真ん中に書きました。それからその紙を持って、中国語・韓国語・アラビア語・ヒンディー語・キリル文字・ヘブライ語・ベトナム語・タイ語・ポーランド語・ウイグル語の10個の外国の文字のコーナーを回ります。各コーナーでは、その文字でそれぞれの国や地域出身の方などに名前を書いてもらいました。

ヘブライ語とアラビア語とウイグル語は左から書き、その他の文字は右から書くこと、ベトナム語では母音の「オ」が3つもあることなどいろいろなことに気づきました。絵本を通じて外国の言葉を聞き、また自分の名前を外国の文字で書いてもらう体験することで、自分の国以外の文化を知る貴重な体験になりました。

ご協力いただいた精華町図書館のスタッフのみなさん、外国籍のみなさん、楽しい時間をありがとうございました。 

みなさんも図書館へ行って日本語や外国語のお気に入りの絵本や紙芝居を探して外国の文字や言葉にふれてみませんか。




<参加された方の感想>

・今日もたのしかったです。ありがとうございました。

・Thank you

・絵本は「もりのおふろ」を保育園で子どもが劇をしたので印象的でした。

・絵本、子どもも楽しめてとてもよかったです。いろんな国の文字を知れてとても勉強になりました。


(次回のいちご一会のお知らせ)

次回のいちご一会は、令和5年11月5日(日)精華町交流ホールで、テーマは「ハロウイーンを楽しもう!」です。皆さんのご参加をお待ちしています。