2018年6月25日月曜日

6月3日第17回多文化子育てひろば「いちご一会」開催されました。

63日(日)、Cafeここらくにて。第17回多文化子育てひろば「いちご一会」が開催されました。 
当日は、スタッフを含め56人(うち子どもは26人)が参加してくれました。
参加者の出身国はオーストラリア、フィリピン、中国、インド、イギリス、アメリカ、日本でした。




<今日の歌:幸せなら手をたたこう>


まず始めは、「幸せなら手をたたこう」を4か国語(日本語・中国語・韓国語・英語)で歌いました。



<ワン・ニャンゲーム>


次に「ワン・ニャンゲーム」というゲームをしました。 
動物の名まえを言うと、その動物の鳴き声で呼応するというゲームで、その逆もあり!頭の体操になるゲームでした。


ちなみに犬の鳴き声「ワンワン」ですが、英語では「バウワウ」中国語では「ウォンウォン」、」猫の鳴き声「ニャーニャー」は、英語では「ミャオミャオ」中国語では「ミャーオミャーオ」、にわとりの鳴き声「コケコッコー」は、英語では「クッカドゥードゥルドゥー」中国語では「コーコーケー」、あと羊の鳴き声「メーメー」は英語ではなんと「バーバー」というそうです。同じ動物なのに国によって鳴き声が違うって面白いですね。


<子どもの病気と健康>



今回は、予定しておられた講師の方が急遽お休みになり、スタッフの皆さんで有益な情報を集めていただき、みんなでシェアをしました。

 

まず、子どもの病気でよくある症状の「嘔吐・下痢」や「熱中症」の対応について教えていただきました。

嘔吐では、嘔吐をすると子どもが水分を欲しがるので、すぐに水分をあげてしまいがちになりますが、欲しがるままにごくごく飲ませてしまうと、逆効果でまたすぐ吐いてしまうとのこと。よって少しずつ(ティースプーン1杯ぐらいから)からあげて、時間を空けて吐かないことを確認してから、また少しずつあげていって・・と繰り返して段々増やしてあげることが重要とのことでした。

またその際に水ではなく、脱水症状を防ぐ成分が含まれている経口補水液(市販で売っているOS1、アクアライト)を飲ませるのがベターとのことでした。



 また「熱中症」ですが、熱中症は、暑さのせいで体の体温の調節機能が働かなくなる病気であり、その症状、応急処置などを細かく教えていただきました。汗をかかなくなったり、皮膚が赤くなったり、呼びかけても反応がない場合は命に関わるので、すぐに救急車を呼ぶ必要があるとのこと。
これからの季節、熱中症は特に注意しないといけないですね。皆さん、真剣に聞いておられました。



次に、二人ペアになって救急車を呼ぶ練習をしました。練習でも住所がスラスラ出てこなかったりする人もいて、実際ほんとに救急車を呼ぶ状況になったときは、もっとパニックになって大変なんだろうなぁと感じました。救急隊員に電話で何を聞かれるかの事前にわかっているだけでも落ち着いて対応できると思います。有意義な練習でした。
 次に多言語医療問診票のサイトについての紹介がありました。
18か国の外国語と日本語のバイリンガルで書かれている問診票で、症状にチェックを入れたり、質問にイエス・ノーで答えていく形になっています。病院に行くときに症状を日本語で伝えるのはなかなか難しいと思います。この問診票をダウンロードして持っていけば、外国人の方は安心ですね。

身近な医療機関にもぜひ置いていただきたいなと思いました。



また、夜や休日など病院の閉まっているときに、子どもの怪我や病気を電話で相談できる「子ども医療電話相談#8000」の紹介や、「陣痛タクシー(ヤサカタクシー)」の利用方法も教えていただきました。陣痛タクシーはきちんと助産師さんより講習を受けた運転手さんが、防水シーツを引いた万全の車で迎えにきてくれるそうです。いつ起こるかわからない陣痛(破水)なので、登録しておくと安心ですね。
くわしい内容はこちらのリンクへ。

 

最後にグループで、子どもの健康づくりのために何をしているか、子どもの病院はどこがいいか、を話し合い、シェアしました。





<フィリピン語のあいさつ>

今回はフィリピン出身のパムさんがフィリピンのあいさつを教えてくれました。

パムさんは今回なんと伊賀から参加してくださったそうです。



おはよう  →Magandang umaga(マガンダン ウマダ)

こんにちは →Magandanng tanghali(マガンダン タンハーリ)

こんばんは →Magandanng gabi(マガンダン ガビ)

ありがとう →Salamat (サラマッ)

ごめんなさい→Pasensya ka na(パセンシャ カナ)

さようなら →Paalam (パアラム)



普段なかなか聞くことのないフィリピン語だったので、初めて聞く人も多かったのではと思います。新鮮でした。





<絵本の読み聞かせ>

今回は中国出身で、朝鮮族でもある金蘭さんが「괜찮아(ゴウェンチャンナ)」(日本語でいいじゃん)という絵本を韓国語と日本語で読んでくれました。韓国でベストセラーになった絵本とのことです。

とても可愛い女の子が表紙に書かれてあって、目を引きます。

できないことがあっても、上手にできるものもある!みんなちがってみんないい!というようなことを、可愛い動物の絵とともに伝えてくれる本でした。金蘭さん曰く、「子どもの自信につながる本」とのこと。納得です。

 プログラム終了後は、お弁当を食べながらのおしゃべりのひとときを楽しみました。

<次回のいちご一会のお知らせ>


次回のいちご一会は71日(日)、場所は精華町図書館1F集会室にて行います。
いつもと場所が違いますのでご注意ください。

テーマは「日本の伝統的な遊びや折り紙で遊ぼう!」です。
皆様のご参加をお待ちしております。

(レポート:まさこさん 写真:しんいちろうさん)